百貨店「友の会」、短期コースで初心者も入りやすく
百貨店が顧客に対して独自に行う積み立てサービス「友の会」。2010年から2011年にかけて、続々と短期コースが生まれています。
短期コースの多くが、1口5000円の6か月コース。首都圏では、「小田急レディスクラブ」が2010年4月、三越伊勢丹系の「エムアイ友の会」と、「東急ファミリークラブ」が2011年2月に、短期コースを新設しました。友の会や百貨店そのものになじみの薄い、若い層を囲い込む狙いがあるようです。
そもそも友の会は各社で内容にばらつきがありますが、1口1万円12か月コースで、1万円のボーナスが付くケースが大半。大手銀行の定期預金の金利が0.03%(2011年7月現在)という超低金利時代に、友の会はなんと8.3%の高利回りです。
満期が来たら「現金」ではなく、友の会が発行する「買い物券」で戻ってくるため、「お中元やお歳暮を購入する百貨店が決まっている」という人や、「エルメスのバーキンが欲しい」など買いたいアイテムが決まっている人にとっては、特にお得です。
買い物券で支給、利用範囲が限られるなど、銀行預金と同条件ではないけれど・・・
利用条件やキャンペーンは要チェック
ちなみに、それぞれの百貨店によってボーナス額は異なり、1年で1万円プラスされるとは限りません。短期コースの場合は、8.3%より利率が低く設定されています。また、「全国百貨店共通商品券」とは違う買い物券なので、系列店でしか使えません。利用できる商品の範囲が制限されている場合があります。
これらの点を事前にチェックした上で、利用するといいでしょう。
百貨店によっては、ボーナス以外にもうれしい特典があります。優待割引やプレゼント、ツアーや宿泊プランなど会員限定のお得な商品が用意されているのです。期間限定の入会キャンペーンや抽選会、また通常の買い物で割り引きが受けられる友の会もあるので要チェックです。
友の会のサービスや入会方法については、各社ホームページで紹介しています。
23区内にある百貨店の「友の会」一覧
■三越・伊勢丹「エムアイ友の会」
http://www.mi-tomonokai.co.jp/
■小田急百貨店「小田急レディスクラブ」
http://www.odakyu-dept.co.jp/card/ladiesclub/index.html
■京王百貨店「京王友の会」
http://info.keionet.com/circle/
■大丸・松坂屋「大丸松坂屋友の会」
http://www.dmtomonokai.co.jp/
■高島屋「タカシマヤ友の会 ローズサークル」
http://www.rosecircle.net/
■東急百貨店「東急ファミリークラブ」
http://www.tokyu-dept.co.jp/tfc/
■東武百貨店「クレソンサークル」
http://www.tobu-tomonokai.co.jp/
■松屋「松屋友の会 クラブMG」
http://www.matsuya.com/clubmg/index.html
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。