職人と恋したい! 出会いの場は意外なところに
世界最大級の恋愛・結婚マッチングサイト「match.com(マッチ・ドットコム)」が、日本の伝統工芸、技能、芸能を守る「匠(たくみ)」の婚活や恋活を応援する「匠matchプロジェクト」を2011年6月22日に始動。翌23日に、「match.com『匠matchプロジェクト発表会』」を行いました。
このプロジェクトは、仕事で忙しい毎日を送り、地方に住んでいることも多いため、つい恋愛や結婚が二の次になってしまう匠たちに、インターネットによるパートナー探しを通じて人生をより深いものにする出会いをサポートし、間接的に後継者を育てる手伝いもしたいという考えから企画されたものです。結婚する上で必要なさまざまな情報を公開し、力を合わせて伝統を継承していくのにぴったりの結婚相手を探していきます。
はじめに、マッチ・ドットコムを利用して結婚した「匠」の花岡拡和(ひろかず)さんが登場。花岡さんは、長野県で「信州味噌」を作る「若宮糀屋(わかみやこうじや)」3代目で、一児のパパでもあります。結婚し、子どもにも恵まれた今は「よかった」とホッとしている様子。「家族を持って、仕事も生活も楽しくやっていけたら」と、顔をほころばせていました。
続けて、匠の婚活・恋活応援サポーターをつとめる、落語家の九代目林家正蔵さん、新婚時代から変わらぬラブラブな生活を送っているタレントの藤本美貴さんと、今回プロジェクトに参加する5人の匠が集合。
左から神保賢史さん、久野浩彬さん、旭堂小二三さん、杉山賀洋さん、井上健志さん
婚活を行うのは、くぎなどを使わず木と木を組み合わせて家具や調度品を作る「江戸指物師(さしものし)」の井上健志(たけし)さん、神社仏閣の建築や補修を行う「宮大工」の杉山賀洋(よしひろ)さん、上方講談師の旭堂小二三(きょくどう・こふみ)さん、愛知県有松の伝統的な染めの技術「有松絞り」職人の久野浩彬(くの・ひろあき)さん、和菓子職人の神保賢史(さとし)さん。やはり5人とも仕事が忙しく、なかなか出会いがなかったり、タイミングが合わなかったりするとのこと。マッチ・ドットコムに期待することについて、旭堂さんは「一緒に人生を歩いていけて、1000年先の未来をニコニコ語り合えるような人に出会いたい」、久野さんは「家が忙しくあまり外に出られないので、家の中でも出会える点に期待したい」と語っていました。
林家さん、藤本さんのかけ声で、「素敵な人に出会うぞ!」と気合を入れる匠たち
5人のプロフィールや仕事内容は、「匠matchプロジェクト」公式サイトから見ることができます。真剣で前向きに婚活・恋活に取り組む匠と、運命の出会いができるかもしれません。
マッチ・ドットコムは、国内で140万人以上が利用。住所や年齢、趣味だけでなく、宗教観や細かな好みまで40項目にわたる詳細なプロフィールを登録し、自分と相手の性格や傾向がわかる性格診断を行います。さらに免許証や保険証、卒業証書など、7種類の証明書を登録することでプロフィールの信頼性を高め、インターネット上で出会うことへの不安を解消する工夫を行っています。