2011/6/20

ベビー用「肌にいい」はウソ!?

「ベビー用」とうたわれたスキンケア商品を、大人になってから使ったことはありますか? 手ごろな値段でパッケージがかわいいといった理由もありますが、「ベビー用」なら刺激が少なく、敏感肌や荒れた肌にもいいと思って支持する人が多いようです。

大人とはお肌の成分が違うの
大人とはお肌の成分が違うの

ところが、ベビー用オイルを使った人の中には、かえって肌トラブルを引き起こしてしまったケースも。ネット上では、

「肌が結構敏感で、ベビーオイルでもちょっとかゆくなります」
「まったく潤わないし、その上ボディケアでは肌荒れした事ない私が赤いぶつぶつが・・・」

という残念な体験談が寄せられています。

化粧品に詳しい資生堂に問い合わせたところ、「ベビー用を選んだこと」がトラブルの原因になったのでは、という回答がありました。ベビー用のスキンケア商品は確かに低刺激ですが、含まれている成分が大人の肌に必要なものとは違うため、「肌にいい」と考えるのは間違いだったのです。

「一般的にどのメーカーも、それぞれ(年齢や悩み)にあわせて商品を作っていると思います。『~用』とうたっているのは根拠があります」

皮脂を例にとると、赤ちゃんは大人に比べてはるかに少ないので、オイルは油分多め、せっけんは洗浄力弱めになっているそう。そのため大人が使うと、汚れがきちんと落ちないこともあります。敏感肌なら敏感肌専用の化粧品を使うのがベストなんですね。

「キレイを実現するのに必要なものは個人によって違います。血流が悪い場合はマッサージがいいし、乾燥ならクリームをおすすめします。銀座にオープンした『SHISEIDO THE GINZA』は、3階『パーソナルビューティーセッション』で、お一人お一人の肌に何が必要なのか徹底的に分析し、カウンセリングを行っています」

* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。

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