女性3000人が「ノーブラお出かけ無問題」!
日本人女性の約3000人が、「ノーブラで外出が可能」―― そんな調査結果が発表されました。
ワコールが2011年2月、25~54歳の女性約10000人を対象に実施した調査「からだと下着に関する1万人白書」で明らかになったもの。
「ノーブラ外出OK」が3000人も
「バストが以前と比べて変化したと感じるか」という質問に対し、何らかの変化を感じていると答えたのは82.7%。20代でも67.9%の人がバストの変化を感じていました。変化の内容は「全体的に下がってきた」が16.1%、次いで「小さくなってきた・しぼんできた」が15.0%。一方、バストの形を維持するためのケアを行ったことがあると答えた人は56.9%にとどまり、バストの変化に気付きながらも対策を取らない人が少なくないようです。
バストケア経験のある人に、どんな方法で行ったかをたずねると、21.5%が胸の前で手のひらを合わせる「大胸筋を鍛えるポーズ」を行うと回答しました。しかし、医学博士で共立女子大学名誉教授の間壁治子先生によると、大胸筋を鍛えるのがバストケアにつながるというのは「思い込み」。バストは筋肉がない組織であり、重力の影響を受けやすいため、その影響を小さくすることが大事なのだとか。そのためには、サポート性のある、自分のバストに合ったブラジャーを着けることが重要です。
ちなみに、「自分のバストに合ったブラジャーを着ける」と回答したのは24.1%。もっとも多い数字ではありますが、最重要なケア方法を実践しているのが4人に1人と、ブラジャーの必要性、重要性が多くの人に浸透していないということがわかりました。
「ブラジャーを着用せずにどこまで出かけることができるか」という質問に対しては、「自宅から徒歩数分の範囲内(コンビニなど)」と回答したのが15.2%、「自転車で行ける範囲内(スーパーや近くの友人宅など)」が5.8%、「電車に乗って行ける範囲(ショッピング、通勤など)」が0.5%、「どこまでも可能」が5.5%。
合計で27.0%、約3000人が「ノーブラで外出できる」ということがわかりました。バストの変化は揺れによっても生じるため、やはり自分に合ったブラジャーを着けることが重要ですが、この質問からもブラジャーを着けることによるバストケアの意識が低いことが読み取れました。
サイズの大小にかかわらず、加齢などが原因でバストは確実に変化していきます。適切なブラジャーの着用はスタイルを維持するためだけでなく、不快な揺れやズレを起こさないのにも効果的。正しいバストケアの方法を今日から実践していきませんか?