突如思い立って、当日夜のフライトとホテルをネット予約し、アブダビに着いたのは明けて午前4時過ぎだった。そこから4泊6日の弾丸休日だったのだが、ひと言でいうと、大満足。もっとみんなアブダビ旅行に行けばいいのにとおせっかいをやいてしまいそうになるほどである。
ゴミは落ちてないしセキュリティー万全、ホームレスもいない
向こうでは巨大ショッピングモールや砂漠を4WDで走り抜けるデザート・サファリを体験してきましたが、日本人に会ったのは新婚旅行に来ている若いカップルだけでした。やっぱり「中東は危険」というイメージが強いのだろうか。アブダビ空港はハブ空港として機能しているんだけど、その時は日本人も多くいたけれど、入国したら姿を見ないというのはちょっと不思議な気分だ。
最近はテレビ番組制作も中東ロケは自粛になっている。テロ、「イスラム国」のイメージが強く、よほどのことがなければ行かないようになっているわけだ。マスコミが扱わないとなると、観光客が1組しかみないという状態になっちゃうんだろうな。外務省の危険勧告も出ていないけどね。
だが、行ってみるといかにUAEが安全な国なのかがよくわかる。街中にはゴミひとつ落ちていないし、ショッピングモールや商業施設には日本の3倍ぐらいの警備員が配置されているし、砂漠の国とあってホームレスもまったく見かけなかった。
なにしろ建設ラッシュということで、何かしらの仕事にはありつける。ということで、わんさか労働者が世界中から集まってきているのだ。建設現場に労働者を運ぶバス、ホテルやショップ、レストラン店員の多くはインド系住民。その次にフィリピン系、タイ系、中華系の住民と続く。
アラブ系住民の男性の多くはカンドゥーラという白い民族衣装、女性はアバヤという黒の衣装に身をまとっている。顔すべて隠す人もいれば、髪の毛と首回りを隠す場合もある。イスラムの教えでは「美しいものは隠しなさい」とされ、女性たちは顔と髪を外出時には隠すのだそうだ。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。