専門家の美レシピ#19 不調の原因は自律神経の乱れ? 自律神経バランスチェック
便秘や頭痛、肩こりに肌あれなど、病気ではないけど体がなんとなく不調・・・その原因の一因は自律神経の乱れです。4月~6月は生活環境や気温の変化が大きく、自律神経の乱れがちな時期。あなたの自律神経のバランスをまずは、チェックしてみましょう。
■あなたの自律神経のバランスは?自律神経は、生命を維持するために、自分の意思とは無関係に臓器や器官のコントロールを行っています。この生命維持に重要な自律神経には車でいうアクセル役の「交感神経」とブレーキ役の「副交感神経」があり、バランスを保つことが健康維持のためにとても大切です。
まずは、自身の状態を知ることが大切。以下、AかB、どちらに当てはまるかチェックしてみてください。
■副交感神経をアップさせ、自律神経のバランスをとるには?ストレスの多い現代社会では、アクセル役の交感神経の高ぶった人が多く、長期にわたってストレスが続くと、交感神経はずっと興奮した状態のままになってしまい、副交感神経との切り替えがうまくいかなくなってしまいます。
心身ともに健康な状態を保つには、副交感神経をアップさせ自律神経のバランスをとることが大切です。
自律神経のバランスを整える7か条
1:朝起きたら、カーテンを開け、朝日を浴びる
細胞に存在する時計遺伝子をリセットすることで自律神経を整えましょう。
2:朝食を食べる
時計遺伝子をリセットすることができるだけでなく、腸に刺激をあたえ、蠕動運動を促し、腸内環境を整えることで、副交感神経が高まります。
3:深呼吸をする
交感神経が優位になると、呼吸が速く、浅くなりがちです。腹式呼吸をゆっくりすることで、自律神経が密集している横隔膜が動き、自律神経を刺激することができます。特に息を吐いている時、副交感神経が優位になるので、吸う時の倍の時間をかけてゆっくり息を吐くようにすることがポイントです。
4:軽い運動をする
長時間のデスクワークなどで、緊張状態が続くと、血行が悪くなります。コピーやゴミ捨てなどにこまめに行ったり、エレベーターではなく、階段で移動することで、体を動かすようにしましょう。
5:気心の知れた人との時間
家族や親しいお友達など、気心の知れた相手との時間を楽しみましょう。笑うこと、泣く事は副交感神経を優位にします。素の自分でいられる時間は大切です。
6:ゆっくりバスタイム
40℃程度のぬるめのお風呂にゆっくりはいり心身ともにリラックスしましょう。お風呂にアロマオイルをいれ、心地のよい香りに包まれながらの入浴はさらにリラックスできてオススメです。
7:夜更かしはしない
副交感神経は、夜中の0時過ぎにピークとなるため、早めの就寝を心がけましょう。ブルーライトは睡眠の障害になるため、寝る前のパソコンやスマホは控えめに!
自律神経のバランスを整えることが健康と美しさの秘訣です。まずは、自分の状態を知り、バランスを整えることで、仕事もプライベートも充実させましょう。
前田ひずるPROFILE
美容と健康のスペシャリスト。食品会社で研究、化粧品会社で商品企画として勤務。真の美しさ、健康を追求するため、解剖生理学、アロマセラピー、リンパドレナージュ、リフレクソロジー、栄養学などを学び、I・A・I(International Association of Integracy)認定『インテグレーター』ライセンス取得。悩みの根本原因に多角的にアプローチし、一時的な対処療法ではなく、根本改善を促し、真の健康と美しさをサポートしている。公式ブログ(http://ameblo.jp/hizuru-i/)
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。