2011年4月1日、三越と伊勢丹が合併し「株式会社三越伊勢丹」が誕生しました。存続会社は三越となり、株式会社伊勢丹は81年の歴史に幕を下ろすことになりました。「三越」「伊勢丹」という店名はそのまま残ります。
「お客さまの声を細大漏らさず聴きとり、スピードをもって対応し、百貨店として新しい価値を創造する」。仕入れや売り場作りから実際の店舗運営まで行うとともに、スタッフ部門の効率化や営業業務の一本化などで、利益の最大化と効果的な運営体制を作っていくとしています。
基幹となるのは伊勢丹新宿本店、三越日本橋店、三越銀座店。2012年から13年に予定している伊勢丹新宿本店の婦人服フロア大型リニューアルなど、3店への集中投資を実施し、ブランド力を高めていく狙いです。同社はほかにも伊勢丹立川店など首都圏の6支店を運営します。
あわせて、三越グループの食品製造、卸売りを行う二幸と、伊勢丹グループの高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」が合併し、「株式会社三越伊勢丹フードサービス」になります。自社製造・加工を中心とした独自性の高いプライベートブランド商品を展開するなどして利益拡大と業務の効率化を図ります。
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