水分をほとんど加えず、食材の持つ水分のみで調理する「無水鍋」。旨みを引き出してくれ、栄養も逃さず調理できるので、憧れの調理器具ですよね。
筆者(既婚・2人暮らし)も長年憧れていたので、最近、扱いやすい無水鍋をゲットしました。実際の使用感や気になったところをレポートします。
大きくて扱いやすい重さが決め手
今回ゲットしたのは、卓上無水鍋「テーブルクッキングポット TGP70A」(テスコム)という商品です。2021年11月に発売されたばかりなのですが、調べてみるとなかなかよさげだったので入手に至りました。
決め手は、卓上でも使えることと、IHにも対応していること、そして約1.3kg(鍋本体のみ。筆者測定)と扱いやすい重さだったことです。
最近は少し重さが軽減された鋳物の鍋が色々なメーカーから出ていますが、それでも正直買うのをためらう重さだったので、1kgちょっとは魅力的でした。
しかも、内径270mm、深さ90mm、容量は3.5Lと、大きさも十分で、ロールキャベツやカレーなど、存分に作れそうだと感じました。
そして、無水鍋やポットだけでなく、たこ焼きプレートや溝付きのプレートもセットになっています。これで1万4300円(編集部調べ)はお得ではないでしょうか。
試しに無水鍋で「ブイヤベース」を作ってみました。
ブイヤベースは見た目華やかな料理ですが、魚介類と野菜を鍋に入れて炒めた後、煮込むだけの簡単な洋風鍋料理です。
まず無水鍋にたっぷりのオリーブオイルを入れでニンニクを炒め、香りが出たら玉ねぎをあめ色まで炒めてコクを出します。
トマトを炒めた後に魚介類(魚だけ先にソテーしておいたのを使います)を投入し、蓋をぴったり閉めて無水状態にして4~5分間中火で煮ます。それだけで魚介類は柔らかくふっくら仕上がり、味が染みていました。
準備から完成までおよそ40分。無水鍋で時短も叶い、さらにいつもより美味しく調理できるということを実感しました。
しかも、ポット部分におけば、保温から220度まで温度調節もできるので、熱々のまま食卓で楽しむことができるのはありがたかったです。
今回は、大きな魚を1尾入れたので、かなりのボリュームになりました。翌日、もう1度温め直して食べられたほどです。鍋が大きいので3~4人分の鍋料理は楽々作れそうです。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。