2020年5月19日から8月2日まで、仙台文学館企画展示室(仙台市青葉区北根2-7-1)にて企画展「作家・編集者 佐左木俊郎 農村と都市 昭和モダンの中で」が開催されています。
作家と編集者、二足のわらじ
モダニズム文化が花開いた昭和初期、日本の文学界でもその影響を受けた雑誌や作品が誕生しました。そのような時代、作家と編集者の二足のわらじを履いていた宮城県出身の人物がいました。その名は佐左木俊郎、生誕120年を迎えます。
大崎市の農家出身の佐左木は、故郷を舞台に農民の実像に迫る作品を著し、農民文学の旗手と目される一方で、新潮社の「文学時代」編集者として、夢野久作や室生犀星、川端康成、サトウ・ハチローといった当時活躍の文学者の力を借りながら、昭和モダンの社会世相を誌面に掬い取っていきました。しかし多忙な生活がたたりわずか32歳で早世。川端康成にその才能を惜しまれたといいます。
同展では大正末から昭和初期の時代を俯瞰しながら、作家と編集者、そして農民文学とモダニズム文学という2つの道に生きた佐左木の足跡に迫ります。
料金は580円。開催時間は9時から17時までです。月曜日と祝・休日の翌日、第4木曜日は閉館。新型コロナウイルス感染拡大防止の為、営業日や時間が変更になる場合がありますので、最新情報は公式サイトで確認してください。
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