口癖のように「昔と比べると太っちゃって」「少しは運動しなきゃ」と毎日言っている人もいますが、それくらいビジネスパーソンにとって"運動"はハードルが高いもの。
仕事中はずっと座っているだけ、という人も多いと思いますが、ある調査によると、オフィスワーカーの勤務時の平均消費カロリーは「ランニング1時間分」相当だそうです。
「階段を使う」など、仕事中も運動のチャンスが
この結果は、マーケティングリサーチ事業の「クロス・マーケティング」が、東京、神奈川、千葉、埼玉に住む30代から50代の男女を対象に、「ビジネスパーソンの運動に対する意識・実態調査」を行い、その調査結果の一部をつくばウエルネスリサーチが分析し、明らかになりました。
その結果、ビジネスパーソンの平均消費カロリーは概算で568.8キロカロリー。算出した内訳を見てみると
・徒歩移動:20.3分
・電車移動(立ち):19.5分
・階段移動:5.7分
・メールチェック・作成:40.8分
・PCでの資料作成:113分
・会議・打ち合わせ(社内外):50.1分
・電話:21.6分
・昼食:36.2分
です。
移動にかかる時間が上記より大きい人は、総カロリーがもう少し上がるかもしれませんね。
もちろん、ビジネスシーンでの運動として、通勤時(行き帰り)、勤務中に取り組む人も少なくありません。通勤時で最も多かった答えは、「駅のホームでは、エスカレーター・エレベーターではなく、階段を使う」の46.4%。2位「通勤時には早歩きで歩くことを心掛けている」(34.7%)、3位「通勤中の電車では座らないようにしている」(15.2%)の順で続きます。
勤務中で1位となったのは53.8%の「ちょっとした段差であれば、エスカレーター・エレベーターではなく、階段を使う」でした。以下「早歩きで歩くことを心掛けている」(33.9%)、「凝りほぐしのために、体操やちょっとしたマッサージをしている」(26.1%)となっています。
1日働いてランニング1時間分は多いか少ないか――。いずれにしても、「スポーツをする時間はない」「スポーツはきらい」と思っている人でも、実際は結構体を動かしているということになります。
調査概要:2015年7月3日~5日、クロス・マーケティングが、1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)の30~59歳の男女、有職者(オフィスワークや販売業に携わる人、肉体労働系従事者除く)にインターネットリサーチ。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。