前回の(1)では、SuicaとPASMOの利用シーンごとに貯まるポイントを検証していきました。その内容を踏まえ、1か月都心で働く人がそれぞれをカードを利用した場合を想定したいと思います。
乗車ポイントとオートチャージ時のポイントを合わせると...
前回の3つのポイントの中で、大きく獲得ポイントが変わるのは、乗車ポイントとオートチャージ時のポイントです。そのため、オートチャージで一番ポイントが貯まりやすいSuicaと乗車で一番ポイントが貯まりやすいPASMO(東京メトロ)で比較します。
例えば、都心で働いていて毎日外出し、休日も東京メトロで乗車料金を支払っている場合を考えてみます。
2014年4月は平日が21日、土休日は9日ですので、乗車で貯まるポイントは2×21+6×9=96メトロポイントです。この乗車に必要な料金は、全て1区間だけと考えても165円×30日×2(往復)=9900円です。オートチャージで1万円をチャージした時に貯まるポイントは50メトロポイントですので、乗車ポイントとオートチャージ時のポイントを合わせると146メトロポイント(146円分)獲得できます。
次にSuicaを見てみます。Suicaの場合は乗車ポイントがありません。1万円オートチャージした時に貯まるポイントだけを考えると、60ビューサンクスポイント(150円分)が貯まります。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。