夏頃、12歳くらいの少女がシフォンのバレリーナみたいなスカートをはいているのを見かけて、あまりのかわいさにハッとしました。以来、シフォンのスカートをはくのに気が引けてしまい、クローゼットの奥にしまわれています。
もはや若作りではなく「幼児退行」
ある年代にしか似合わない服装、というのは確実に存在しています。先日マダム向け高級ブランドのお店に行ったら、赤に金の刺繍入りチャイナ服の女性がいました。経済的に余裕があって成熟した女性でないと着こなせないファッションです。
アラフォーという言葉は苦手なのですが、四捨五入して40歳になる女性が着たらヤバい服を買ってしまいました。それはジャンパースカート、略してジャンスカです。思えば中学の時に着ていたジャンスカ。身長がその時とほとんど変わっていないとはいえ、制服っぽくて10代向けのデザインで年齢的には厳しいです。それを薄々承知していながら、洋服屋で魔が差してつい買ってしまいました。これが高級感がある生地ならギリギリ許されるかもしれませんが、スウェット生地だったんです。なぜ買ってしまったのかというと、パッと見て模様に惹かれたから。黒い花のシルエットがアーティスティックです。素材のチープ感は、模様のかわいさでうやむやにできると思っていました。
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