ダイエットといえば女性のお悩みトップですが、「学問の入口」が無料で学べる「ミニッツ・シンキング」の講座「あたまでダイエット」のアンケートで、約9割の男女が「自分は太っている」と認識していることが分かりました。
ライバルは過去の自分?それとも他人?
「自分が太っていると思うか」と聞いたところ、思わない16.1%に対し「思う」は89.3%(回答数1144人)と、大きな差が生まれました。
ほとんどの男女が太っていると思っているようですが、講座を担当している家政学部管理栄養学科教授の中谷弥栄先生によると、男女では認識が少し違うようです。
各年代の男女が挙げた「自分が太っていると思う理由」(平成20年の「国民健康・栄養調査」)をピックアップしてみると、30~50代の男女は各年代ともに約5割が「過去の自分と比べて」と答えています。しかし20代女性に限っては、第1位が「他人と比べて」でした。特に若い女性は数値的に「やせ」でも「自分は太っている」と考えており、その体型の基準がタレントやモデルにあるのではと先生は推察しています。
肥満男性の3割近くは体重を減らすつもりがないと答える一方で、ヤセの女性は1割以上が、さらに体重を減らそうとしているというデータも出ています。まずは正しい体型認識と、合理的な目標が大切なようですね。
調査概要:ミニッツ・シンキング「あたまでダイエット」(中谷弥栄先生)2012年4月4日よりWeb上で男女に調査
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。