こんなクリニックは要注意! 「レーザー脱毛」受ける前に知っておきたいこと
【提供:シネロン・キャンデラ株式会社】ワンピースにノースリーブ、ショートパンツなど、さまざまなファッションを楽しむことができる夏は、肌を露出する分「ムダ毛」も気になりますよね。剃ったり抜いたりする日々に嫌気がさし、「ひと思いに永久脱毛したい!」と考えたことがある人も少なくないはず。
永久脱毛の定番といえば「レーザー脱毛」ですが、実はこれ、医療機関でしか行っていないものだって知っていましたか?
レーザー脱毛は「医療行為」
レーザー脱毛とは、メラニン色素のみに反応して熱を出すレーザーの性質を利用した脱毛法。レーザー光線が毛根の黒い部分に反応し、毛を作っている幹細胞を熱で破壊することで脱毛を可能にしています。これは医療行為にあたるため、医療機関でしか行わないよう法律で定められているのです。
そのためエステサロンや脱毛サロンといった「医療機関以外」の施設では、レーザー脱毛よりも弱い出力の「光脱毛」を中心に行っています。光脱毛では幹細胞を完全に破壊しないため、あくまで「一時的な脱毛」ということになります。
レーザー脱毛の魅力は、なんといってもその脱毛効果の高さにあります。永久脱毛ができる部分は毛が太く黒く濃い部分に限定されますが(毛が薄い場所や毛が細い場所は反応が悪いため困難)、何度か通院して施術を受けさえすれば、これまでのように気になる部分の毛を多大な時間をかけて自己処理する必要がなくなります。
ただ、ここで注意したいのが「永久脱毛」といっても「一生ツルツル」というわけではないということです。永久脱毛と言うには「死ぬまで毛が抜け続けているか」を追跡しなければならず、証明することは不可能。そのため一般的に言われている「永久脱毛」は厳密に言うと「永久減毛」ということになります。
一般的には「永久脱毛」という言葉が広く知られているため、クリニックでも「永久脱毛」という言葉を使っていることが多いですが、この点はぜひ覚えておきたいところです(※本記事中で「永久脱毛」と表現している部分も「永久減毛」の意味で使用しています)。
レーザー脱毛を受ける前には、起きうるトラブルについてもよく理解しておく必要があります。よく問題になるのが火傷です。施術時には肌に強いレーザーを照射するため、機器の使い方を誤ると火傷などの皮膚トラブルが起きてしまうことがあるのです。また、クーリングオフや中途解約など契約にまつわるトラブルも起きています。
これらのトラブルの背景には、医師の技術不足、機器についての勉強不足、そして消費者に対する説明不足などの問題があります。
「痛みはほぼない」「1回でほぼ終わる」と言われたら...
では、いいクリニックを選ぶにはどのようなところに気をつければよいのでしょう。ポイントとして1つあげられるのは、事前の説明が詳しく丁寧であることです。
レーザー脱毛の基本的な仕組みや施術内容はもちろん、消費者が心配するような側面についてもしっかり伝えてくれるクリニックを選びましょう。たとえば、
・永久脱毛できる部位は限られる ・施術は痛みを伴う ・永久脱毛するには通常5~7回は施術を繰り返すことになる ・硬毛化、火傷、色素沈着などのリスクもある
といった情報です。逆に「すべての部位を完全に永久脱毛できます」「痛みはほぼありません」「1回でだいたい終わります」などと話すクリニックは要注意。痛みに関しては、事前に照射を体験させてもらえるようであればより安心ですね。
また、解約方法やトラブルが起きた際のクリニック側の対応が契約前にしっかりと確認できることも重要です。
機器の安全性という点では、2016年12月にシネロン・キャンデラ社の「Gentle Lase Pro」というレーザー脱毛機が国内で初めて厚生労働省から「『脱毛』に関する医療機器」として承認を受けました。レーザー脱毛がこれだけ普及しているにもかかわらず、意外にも国がその効果と安全性を認めた機器はこれまでなかったのです。今後こうした動きが進むとみられるので、承認機を使用しているかどうかもクリニック選びのポイントの1つになりそうです。
(編集企画)
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。