【第39回】筆者注目の劇団「ゴジゲン」 弱者の視点から書かれる脚本には笑いと涙、そして胸が熱くなる何かがあります

ゴジゲン 演劇

小劇場を中心に活躍する劇団は日本全国あまたありますが、その中でも私がずっと注目している劇団があります。結成からまもなく8年を迎える「ゴジゲン」です。その最新作『劇をしている』が下北沢OFF・OFFシアターにて上演されます。

学生演劇からメジャ-劇団への道のりは厳しい

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現在日本で活躍している劇団の多くは、学生演劇出身と言われています。大学の演劇部もしくは演劇サークルが、卒業後も活動を続け、やがてメジャーなプロの劇団へと成長していくのです。

「ゴジゲン」は、慶應義塾大学公認演劇サークル"想像工房 in front of"内に結成されたコメディユニットで、2008年に正式な劇団となりました。慶應義塾大学出身の劇団というと、古くは浅利慶太が日下武史らと作った劇団四季があまりにも有名ですが、その後を続く劇団を輩出していません。結成13年目を迎える「とくお組」という男性のみの劇団が活動していますが、今一つメジャーになれきれずにいます。

早稲田大学文学部演劇映像コースのように、演劇専攻が正式な学科として存在する大学もある中、慶應義塾には演劇専攻はありません。そのためか、学内の演劇活動も盛んではないように思えます。内野聖陽、堺雅人といった大学の演劇サークル出身で、後にNHK大河ドラマの主役を演じるほどに成長した俳優たちは、いずれも早稲田大学出身です。

演劇を志す環境としては他大学に比べて圧倒的に不利な中、「ゴジゲン」は久々に慶應義塾出身のメジャー劇団となるのではないか、という期待がかけられています。

[続き]脚本・演出と主演俳優の絶妙なコンビが魅力
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