お肌にとっての大敵「乾燥」の季節ですね。乾燥は、お肌がかさかさするだけでなく、敏感肌や、お肌の老化(しわ、くすみ、小じわ)、そして、てかりや大人のにきびの原因ともなります。
乾燥対策をしている女性は多いと思いますが、改めて肌を乾燥から守るコツを整理しましょう。
これだけの肌トラブル、すべては乾燥が原因かも
そもそも「皮膚」は、外界からの異物から体を守るだけでなく、体内からの水分の蒸散を防ぎ潤いを蓄える、バリアの働きをしています。このバリアにとって一番重要なのは、皮膚の一番外側にあるわずか0.02ミリの角層です。
乾燥により、この角層に隙間ができてバリア機能が低下すると、刺激が肌に入り易くなったり、角層内の水分が蒸発しやすくなることでバリア機能がますます低下する「悪循環」にはまってしまいます。
そして敏感肌やアトピー性皮膚炎の悪化が起こるだけでなく、バリア機能の低下によりターンオーバーが乱れ、角層が厚くなることで、肌がくすんでしまったり、メラニンが排出されずシミの原因となることも。また、角層の水分量が減少することで、『ちりめんじわ』と言われる乾燥小じわの原因にもなります。さらに、お肌のてかりもお肌の潤いを逃さないように、皮脂の分泌量が増えることでおこります。また、角化異常が起こることで毛穴が詰まり、にきびもできてしまうのです。
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