はじめまして。今回からこのコラムを書くことになりました在米15年の主婦、吉野アグネスです。15年たった今でも落ち着くことなく、日々、驚きと発見のつきない米国生活です。このコラムを通じて、一人でも多くの人が「アメリカっておもしろい!」と思ってくれればいいなと考えております。
さて、今年のハロウィンは土曜日ということもあり、昨年以上に盛り上がっていました。
我が家の子どもたちは、ハロウィンの当日は土曜日で学校は休みだというのに、「前日の金曜日にどんな格好をしていこうか?」と1か月以上も前から大騒ぎ。今年はまだ先生の許可はでてないでしょう?
そんな生徒の気持ちをくんでくれたのか、前日の木曜日に校長先生から「明日はコスチューム着ていいですよ! ただし、ちゃんとドレスコードを守ってくださいね!」とメールがきました。ドレスコードは服装規定のこと。マスクをかぶってはいけない、帽子は室内ではとる、刀等の小道具はダメ等々です。コスチュームに限らず、こちらの学校は私服とはいえ、服装規定はスカートやショートパンツの丈からワンピースのストラップの太さに至るまでそれはそれは細かくて厳しいのです。
小、中、高...年齢によって仮装もこんなに違う
仮装ですが、低学年の子はだいたいキャラクターものを好みます。その年の人気のキャラクターが多いですが、女の子のディズニープリンセス人気は、不動のものがあります。小学校高学年あたりは、女の子はキャラクターを卒業して、魔女やパイレーツなど、ちょっとオシャレ感のあるコスチュームを着るようになります。
一方で、笑いをとるほうに走り始めるのが男の子たち。娘のクラスメイトの男の子は、ブロンドの髪の上にちゃんとカツラを被って、マイケル・ジャクソンの格好で登場し、クラスメイトに大ウケだったそうです。
子供の通っている学校は小中一貫校。仮装している中学生も見られますが、中学生ともなると持っているTシャツにメッセージを書いて着てみたり、手持ちのものをアレンジしたりとお金をかけるよりも、自分なりの工夫に重きをおいているようです。長袖のパーカーをきて、自分のふところにETの人形をいれていた男の子はうまいなあと思わずうなってしまいました。娘によると今年は時の人、ドナルド・トランプの仮装をした子がいたそうです。目の付け所がいいですね。
我が家の近所の高校に通う子どもたちをみていると、学校に仮装していっている子のほうが珍しい。多いのはかぶるだけのタイプ。あとはハロウィンがモチーフの帽子を被ったり、カチューシャをつけたり、靴下をはいたりとワンポイントのおしゃれをけっこう見かけました。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。