年度末「突貫工事特番」大わらわ!2か月でスペシャル作れ・・・放送数時間前に納品の綱渡り

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3月に突入し、マスコミにも年度末調整というのがある。予算が余ったスポンサーが調整用に費用を出してくださる特番だ。数年間も眠っていた企画書がこの時一気に目をさます。通常、番組は企画コンペを勝ち抜き、実際に放送にこぎつけるまで少なくとも半年ぐらいは時間をかけて制作される。長いものでは1年なんていうものもある。

でも、この予算調整にあてられる特番は、ある日突然バンっと番組枠ができるようだ。急に1社提供番組の枠ができて、さて何をあてはめるか。そこで寝かされていた企画が浮上し、企画者サイドに連絡が入る。でも、放送まで2か月を切ってますみたいなことが多々ある。

抜擢されたスタッフは死の物狂い!でも、手抜き一切なし

さぁ、ここからが勝負だ。突貫工事の始まりだ。まずは私達のような作家陣が既存の企画書をスポンサー用に若干アレンジを加えていく。そしていよいよ出陣の合図が出ると、奇跡的に手が空いているスタッフが召集される。いや、手が空いて暇ってことはないな。なにかしら番組を作っているけど余力があるという人たちである。そしてスタッフが確定すると、本格的な制作へと入っていく。

美術セットの打ち合わせと発注、番組に見合った出演者、ロケできる場所のリサーチ・・・。そもそも、番組でとりあげるべき事項を調べなくてはならない。そして出演者スケジュールの調整、ロケ調整をしながら台本を制作する。こういう突如沸いた特番のプロデューサー、総合演出に抜擢されたスタッフは本当に大変だ。全スタッフを率いて、スポンサーにも放送前の状態を試写して納品する。

でも、突貫工事だからといっても手抜き工事はいたしません。そこはみんなプロですから。1年、半年を費やして制作した番組と突貫工事番組の仕上がりは見ていても分からないと思う。どこをどう切り取っても、立派なというとおかしいけど、番組として成立させている。ただ、お昼に放送する番組だったら前日の深夜、夜の番組だとその日の午前中に納品するってこともあります。綱渡りは致しますが、綱から落ちることはありません。

[続き]テレビ雑誌で空欄になってたら「突貫枠」です
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