ここ数年流行っている、すそにレースがついたトップス。後ろだけさりげなく付いていたり、スエット生地とミスマッチな感じがおしゃれだったり、ほどよくガーリーなテイストに惹かれて見かけるとつい買ってしまいます。ネット通販のレース付きカットソーには、「ナチュかわ」「女の子感アップ」「ガーリーなムードをプラス」「ヒップラインをさりげなくカバー」といった魅力的なキャッチフレーズがついています。
キャラ設定に迷いが感じられる一枚
中には安易に、とりあえずレース縫い付けたみたいな服もありますが、それでもかわいく見えて欲しくなってしまう......。おじさんがキャッチにひっかかるかのようです。知らぬ間にレース依存症だったりするのでしょうか。前世貴族だった時の趣味が残っているとポジティブに解釈したいです。服のメーカー的にはレースを付けただけで高級感とデザイン性が出て、結構高く売れるおいしい商品なのかもしれません。
今年も、何枚か裾レースカットソーを購入してしまいました。そんな中、難易度が高かったのがアナザーエディションの一品。裾レースの服は、身頃のデザインはシンプルなところが良かったのですが、この服はカットソーのボーダー部分も一部レースでできていて、透け感があります。それでいて、ゆったりしているデザインで、セクシーなのかカジュアルなのかよくわからない上、レースがついていてさらに混乱。キャラ設定に迷いが感じられる一枚です。かわいいのですが着ると自分がわからなくなりそうです。多分買った時、この服に惹かれたということは、その時の私の波長も自分を見失いかけていたのでしょう。選ぶ服は、その時の自分をうつす鏡です。
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