夏を乗り切るには体が資本 ~スタミナグルメ特集~
四川料理のおいしさの決め手『シビレ』をもたらすマー油と辛さを出すラー油はお店で手づくり。独自の配合でブレンドした秘伝の油で、旨みと風味をギューっと閉じ込めています。口に入れると最初にガツンと辛さが、しかしその後からほんのりと甘みが感じられます。ほのかな甘みの正体は、麻婆豆腐の餡のベースに入っている豚骨と鶏ガラを12時間煮込んで旨味を抽出したスープ。試行錯誤のうえにたどり着いたおいしさの秘訣です。
さらに具材の豆腐にもお店ならではの毎日お店で手づくりというこだわりも。通常の倍以上、14%の濃厚な豆乳を使用しています。
豆乳は乳酸を分解して疲労回復に効果があるビタミンを豊富に含んでおり、さらに唐辛子に含まれるカプサイシンで代謝UPも期待できます。
●漢方とニンニクでスタミナ満点 オリエンタルなビューティーグルメ「シンガポール コピティアム」(中央区八丁堀)/バクテーライスセット(1000円)シンガポールのスタミナ食の代表作。スタミナの元となるのは、滋養強壮を目的とした16種類の漢方。さらにおよそ2kgのニンニクを投入し2時間じっくりと煮込みます。エキスを抽出したら、漢方とニンニクを取り出し、豚のスペアリブを入れ、さらに煮込むこと3時間。漢方とニンニクを取り出すことで特有の匂いはすっきりと消え、栄養分だけがギュッと詰まったスープに仕上がるのだそうです。
豚肉がごろんと入っているのに周りには脂が浮いていません。煮出した後の脂はあまり身体によくないので全て取り除いているのだそう。身体にいいことだけを追求したスープ。スペアリブは唐辛子を混ぜたお醤油をつけて食べます。
栄養満点のスープに香り豊かなジャスミンライスをひたしていただくのが本場の流儀。見た目よりもスパイシーなスープに負けないしっかりとした香りが残るのが特徴なのだそうです。
●栄養&ボリューム満点 アメリカ発スタミナソウルフード「MOJA in the HOUSE(モジャ イン ザ ハウス)」(渋谷区渋谷)/ワッフルチキン(1000円※ドリンク、デリ付き)焼きたてサクサクのワッフルの上におよそ220gのカリカリに揚げたチキンがのった、見た目もユニークな「ワッフルチキン」。上に"メイプルシロップ"をたっぷりまんべんなくかけてワッフルとチキンを一緒に食べるというメニュー。
意外なマッチングの秘密はチキンに効かせた7種をブレンドした香り豊かなスパイスとミネラルが豊富に入ったメイプルシロップの甘み。スパイシーさと上品な甘みが絡み合った絶妙な新感覚な味わいです。
ワッフルの生地には全粒粉を使っており、歯ごたえの良い食感に仕上がります。さらに小麦粉に比べ、食物繊維や鉄分・ビタミンが約3倍と栄養満点。スパイスと甘みで食欲が刺激され、チキンのヘルシーなたんぱく質でスタミナもアップします。
ワッフルとフライドチキンとメイプルシロップ、日本人にはない発想かもしれませんね。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。