映画「黒執事」(2014年1月18日公開)の完成報告イベントが東京都内で11月20日開かれ、主演の水嶋ヒロ、剛力彩芽、優香、山本美月、大谷健太郎監督が参加した。3年ぶりの主演復帰となる水嶋は「皆様に自信を持ってお見せできる作品がついに完成した」と語った。
会場の明治神宮外苑・聖徳記念絵画館前にはレッドカーペットが敷かれ、タイトルにちなみ黒い衣装、ドレス姿の出演者らが登場。詰めかけた観客約1000人の声援を浴びた。「お帰り!」「おめでとう!」と声をかけられた水嶋は、ファン一人一人にサインをするなどサービスした。
「復帰作で大変なプレッシャーだったと思う」
水嶋は「皆様に自信を持ってお見せできる作品がついに完成した。(役作りには)半年かけ、思いつく限りのことをすべてやった」とあいさつ。大谷監督は水嶋について「復帰作で大変なプレッシャーだったと思う。アクションの練習は僕たちが知っている量もすごいが、知らないところでも努力し、本当に体を絞っていた。現場で見ていて気持ちが良かった」とねぎらった。
ヒロイン役で"男装の麗人"を演じた剛力。「男として生きる姿を見せるのに悩んだ。最初は声の低さなど意識したが、監督に『気持ちを大事に』と言われ、少しリラックスして演技できた」と語った。
剛力の叔母を演じた優香は「実年齢より上の役で、貫禄を出すのに苦労した。衣装やメイクに助けられた」とスタッフに感謝。劇中華麗な立ち回りを見せた山本は「"メガネ"、"メイド"、"ドジッ子"、"アクション"と萌えの要素があってよかった。おすすめはアクションシーン。最初はマット運動はおろか、後転もできなかったけれど、2カ月間特訓した」と語った。
最後に水嶋が見どころを紹介。「美しい映像に独特の世界観、個性的なキャラクター、スリリングなミステリー、本格的なアクション。2時間のうち、どこを切りとっても見どころが詰まった豪華な作品」と断言。「年齢を問わず楽しめるエンターテインメント。ぜひ観に来て下さい」と呼びかけた。
「黒執事」は累計発行部数1600万部(海外分を含む)突破の人気漫画を映画化。水嶋は"完ぺきで冷酷な美しい執事"セバスチャンを演じる。
「黒執事」(2013年、日本)
監督:大谷健太郎、さとうけいいち
出演:水嶋ヒロ、剛力彩芽、優香、山本美月、大野拓朗、栗原類、海東健、ホラン千秋、丸山智己、城田優、安田顕、橋本さとし、志垣太郎、伊武雅刀、岸谷五朗
2014年1月18日、新宿ピカデリーほかで全国公開。作品の詳細は公式サイトで。
記事提供:映画の森
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。