銀座ど真ん中で結婚! 三越の「仰天企画」舞台ウラ
東京バーゲンマニアでは、2011年12月から2012年1月まで「福袋レポーター大募集」キャンペーンを実施し、最優秀レポーターにペンネーム・咲の助さんが選ばれました。咲の助さんが紹介してくれたのは、銀座三越の「銀座4丁目ウエディング夢袋」。なんと、銀座三越9階にある芝生広場「銀座テラス」で人前結婚式が挙げられるという福袋です。(関連記事:福袋で彼氏が挙式を決意! ~福袋レポ2012~ http://bg-mania.jp/2012/01/31035113.html)
この企画が、いつ、どのように生まれたのか、銀座三越の企画担当者に取材しました。
世界で1組だけ 記憶に残る手作りウエディング
日本を代表する一等地「銀座4丁目」で挙式!!
銀座4丁目ウエディング夢袋は、ホテルニューオータニでの披露宴にブライダルエステ、宿泊、世界的アーティストの赤井勝さんがプロデュースする装花・ブーケ、貸衣装、写真撮影などがセットになった豪華な内容。希望によっては店内を練り歩いたり、ビルの壁面に巨大な懸垂幕で祝福メッセージを掲出したりすることもできます。抽選で1組のみ購入可能で、価格は180万円でした。
咲の助さんは惜しくも購入できませんでしたが、これをきっかけに彼氏が挙式に積極的となりハッピーな結果に。運よく当選したカップルも、入籍はしたものの、挙式はあきらめかけていたそうで、「信じられない!」と大喜びだったそうです。11月の挙式に向けて、2月から打ち合わせが始まっています。
銀座4丁目といえば、日本を代表する一等地。企画を担当したMD統括部の水藤朋実マネージャーは、2010年秋に銀座三越がリニューアルしたころから、「銀座テラスでウエディングができたらいいね」と仲間内で話をしていました。発売の4か月前から担当3人が中心となって具体的な企画を立て始め、11月のプレス発表時期になってもまだ調整を続けていたというほどのこだわりぶり。その間、本当にカップルが喜ぶ内容か、親族は満足するのか、社内で厳しい意見が飛び交ったと言います。
「もし、同じ金額を払うから挙式させて欲しいという要望が別のお客さまからあったとしても、お断りします。専門業者にすべて任せるのではなく、当店のスタッフが通常と異なる特別業務として挙式をサポートする。本当に1度きりの手作り企画なんです」
左・世界に一つだけ。記憶に残るウエディング 右・企画した水藤マネージャー
過去には、サッカーJリーグの始球式に親子で参加できる福袋や、東京観光でおなじみの「はとバス」を貸し切り、子どもたちが1日バスガイドを体験できる福袋などを販売しました。
企画担当者が購入者と相談しながら準備をするので、今でも交流が続いているケースも。「引越の挨拶状に、バスガイド体験をしたときの写真を使いました」「今年も福袋の季節ですね。楽しみにしています」といったメールが寄せられるのだとか。取材当日も、水藤マネージャーには、娘のためにサプライズで部屋中を2012本のバラで埋め尽くすという福袋の購入者と打ち合わせの予定が入っていました。
心温まるエピソードが生まれる予感がプンプンする仰天福袋、来年も期待が膨らみます。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。