東京タワーで、2011年5月11日の19時から22時限定で点灯される予定だった「哀悼の光 ダイヤモンドヴェール」。「もっと長く点灯してほしい」「ライトアップされた東京タワーを見ると元気になる」などの要望や意見が寄せられたため、13日まで延長されることになりました。
白い光は哀悼の意味
「ダイヤモンドヴェール」は、全部で17段ある光の階層それぞれが7色に変化し、色ごとに希望、平和、愛などのメッセージがこめられたライトアップです。東京タワーは3月11日の東日本大震災発生以降は節電のために消灯していましたが、それから2か月を迎える11日に復活することが決まっていました。
19時から22時まで、犠牲者や被災者に哀悼の意を示す白色光に染まった東京タワーが夜空を照らします。先端部の照明と足下のライトなどを消し、通常のダイヤモンドヴェールと比べ50%減の電力で点灯します。
11日は19時から20時まで、「チャリティー・キャンドルライブ"11(ひとつひとつ)"」を1階正面玄関前で開催。キャンドルが灯るステージでアーティストの生ライブを楽しめます。和太鼓バンドの「GOCOO(ゴクウ)」、ディジュリドゥ(木管楽器)奏者のGoRoさんらが出演。入場無料です。
また、終了後の14日から6月30日までの平日は、19時から22時までオレンジ色のライトアップ「ランドマークライト」を点灯。金~日曜日と祝日は、19時から20時までランドマークライト、20時から22時まではダイヤモンドヴェールを点灯します(5月中はピュアグリーン、6月の色は未発表)。通常24時までのライトアップの時間短縮や、使用電球を減らすことにより、平日で約50%、金~日曜日、祝日は約65%の電力削減を目指します。