自由が丘を歩いていて偶然、デリコーナーのある珍しいコンビニを見つけました。レジ横にガラス張りのキッチンスペースがあり、スタッフが調理をしています。中に入ると、フライパンで何かを炒めるジュワ~ッという音が聞こえ、なつかしい家庭の匂いがします。惣菜のショーケースを見ると、揚げ物の多いスーパーのデリと違い、野菜の煮物や彩り豊かなサラダが豊富で体によさそう!
こんなコンビニが近所にあったら、毎日通うのに・・・と、気になって調べてみました。
できたて弁当好調 売り上げ5倍に
店頭で加熱調理する
記者が出合ったコンビニは、ローソン自由ヶ丘店。「ローソン神戸ホッとデリ」と名付けられたデリコーナーは、弁当はもちろん、ブッフェ形式で好きな惣菜を選んでパックに詰めることもできます。デリコーナーを導入しているのは全国のローソン40店。都内には自由が丘のほかに恵比寿、大井町、春日、町田、立川など11店舗ありました。
広報担当者によると、デリコーナーをつくった店舗では、女性やシニア層の利用が増えたそうです。夕飯にプラスするため1品だけ購入していく主婦も多いとか。店頭で調理した、できたて弁当も好評で、弁当の販売個数を5倍に押し上げました。ちなみに、1店舗あたりの弁当販売数は1日あたり約300個。この人気を受け、ローソンは、2015年までに全国3000店舗でデリコーナーを導入すると発表しています。
惣菜商品の価格は店舗によって異なり、1グラム1円で販売しているところと、詰め放題パッケージ1個390円で販売しているところなどがあります。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。